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T博士の5000本の指

  • 2008-06-20 (金)

皆さん、こんにちは。
ロサンゼルスは、いよいよ本格的な夏。
晴天が続き、陽射しもかなり強くなってきました。
いっぽう梅雨の日本では、やはり雨の日が続いているのでしょうか? 

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さて今日は、私が初めてコーラス・ダンサーとして、ハリウッドのミュージカル映画に出演した時の事をお話しましょう。


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映画のタイトルは『T博士の5000本の指』というものです。
ストーリーはといいますと…主人公は、野球が大好きな少年バート。
しかし彼は、母親からピアノのレッスンを毎日受けるよう強いられます。
そして野球をして遊びたいバートにとって、ピアノのレッスンは徐々に悪夢のような存在になってしまいます。
実際、バートが巨大なピアノの鍵盤と共に地下牢に閉じ込められてしまう夢を見るシーンがでてきます。


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タイトルにあるT博士はマッドな博士ですが、バートは彼に尊敬の念を抱いています。
彼が楽器と認めているのはピアノだけ。
そして博士の発明したピアノは、バートも含めた少年の指5000本で奏でられなければならない狂気のピアノなのです。
ピアノ以外の楽器は全て地下牢に閉じ込めてしまった博士。
しかし閉じ込めたはずの楽器が、地下牢のあちこちから顔を出し始め、そこで、さまざまな楽器に扮した60名のダンサーによるダンスシーンが始まるのです。
このシーンのために数週間のリハーサルが行われました。
そして私の役はトランペット。
いざ撮影に入ると、私たちダンサーは、毎朝顔を緑色に塗るメイクをしてもらいました。
奇妙で空想的な雰囲気を出すためと、地下牢に閉じ込められていたために長い間陽にあたっていない青白い顔をイメージしてのことのようです。
この映画のストーリーは、児童書の著名な作家ドクター・スースことセオドア・スース・ガイゼルが手がけたもの。
主人公のバート役は、トミー・レッティグという優れた子役が好演しました。
ごく最近、この映画のDVDが発売されたようです。
ニュールンベルグ裁判』や『招かれざる客』を制作したスタンレイ・クレイマーという有名な監督の4作品を集めたDVDに収録されています。
私は、クレイマー監督は映画史に残る偉大な監督だと思っていますので、皆さんも彼の作品をご覧になることをお薦めします。


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出演映画の思い出話となると、いろいろとお話ししたい事が尽きませんが、今日はこの辺で。

皆さん、ご機嫌よう。

ジョージより

【翻訳 H・SANO】

GeorgeChakirisCollection

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