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日本の面影

  • 2008-07-18 (金)

皆さん、こんにちは。
日本では梅雨も明け、いよいよ本格的な夏がやって来たようですね。
こちらロサンゼルスも暑い日が続いていますが、寒いときよりも身体を動かし易いので、今の季節はエクササイズには向いているでしょう。
ロビーとマックッスも夏の散歩を楽しんでいますし、我が家は皆,夏ファンのようです。

ここ何回かにわたり、過去に私が出演した作品についてお話ししていますが、大変好評をいただいているようで私も嬉しく思っています。


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今回は1984年に出演したテレビドラマ『日本の面影』についてお話ししましょう。
NHKのドラマシリーズで「ラフカディオ・ハーン」というギリシャとアイルランドの血を引く人物の物語でした。
そして私はそのハーンを演じました。
彼は日本への強い憧れから、人生の後半を日本で送ったちょっと変わった人でした。
日本での生活が大変気に入ってしまった彼は,セツという日本女性と結婚し、名前も「コイズミ・ヤクモ」と改名しました。
そう小泉八雲です。
日本では今でも、優れた作家として評価されているようですね。


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日本へ渡るまではジャーナリストとして各地で活躍し、40歳の春についに渡日、島根県松江市に英語の教師として赴任した彼は、日本の伝統や文化に大変興味を持っていました。

とりわけ怪談には魅せられたようで、そのいくつかを英語に翻訳しています。
日本では彼についての著書がいろいろあるようですので、興味がおありの方は読んでみてはいかがでしょうか?
かなり面白い人物だと思います。


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八雲の妻、セツを演じたのは檀ふみさんでした。
セツは貧しい士族の出でしたが、彼女の多大な協力によって多くの民話を収集した八雲は,著書『怪談』を書き上げました。
このように日本の伝統をこよなく愛していた八雲は、時代の流れ、とりわけ著しい社会の変化を残念に思っていたようです。


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檀ふみさんは、素晴らしい女優である事はいうまでもありませんが、英語も堪能で、教養豊かな優しい女性でした。
私は役どころから、台詞はすべて日本語でしたので大変苦労しましたが、日本語トレーナーとの綿密な訓練のおかげで、本番ではひとこと、ひとことをきちんと理解して言う事ができました。
当たり前の事ではありますが、大変重要な事だと思います。
あるリハーサルの日、八雲がセツにプロポーズをする大事なシーンの撮影を翌日に控え、私は長い台詞をなかなか自分のものに出来ずに苦しんでいました。
そんな私を見て檀ふみさんは、リハーサルが終わった後も一緒に居残って私を助けてくれました。
彼女の忍耐強い協力のお陰で、翌日の撮影では、私はワンテイクで撮りを終えることができました。
しかも彼女は、お母様やお友達も招いて私の為に自宅で夕食会を催してくださり、私にとっては大変嬉しいおもてなしでした。
最後に、この『日本の面影』に携わった全てのスタッフ、出演者の方々、そして監督とは本当に良い仕事ができたと感謝しています。


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私同様、この「おしゃべり」を皆さんも楽しんでいただけましたでしょうか?

ではまた、ごきげんよう。


ジョージより
【翻訳 H・SANO】


GeorgeChakirisCollection

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