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『ウエストサイドストーリー』と私~パート7 ファイナル

  • 2009-08-01 (土)

今日は良く晴れたロスアンゼルスからこんにちは、ジョージ・チャキリスです。気温はさほど高くないのですが、たいへん心地よい気候です。これぞ、ディス・イズ・LAというところでしょうか。

日本の皆さんも、太陽を楽しむために海や湖、または山へと家族、友人、恋人などと一緒に行くのではないですか?私も日焼けなんか、全然気にしない30代の頃は一日中テニスをして、全身真っ黒になっていました。

今はそこまで日焼けするつもりがありませんので、ロビーとマックスを連れての散歩が、太陽をエンジョイすることのひとつでしょうか。


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さて、今日は『ゴールデン・グローブ賞』受賞後のお話です。

私はそれから、この大きな名誉の後、そんなに時間を空けずに映画“ダイヤモンド・ヘッド(1963年)”の撮影のために、チャールトン・へストンフランス・ニューエン、そして私のグッドフレンドであるジェームス・ダレンとハワイに飛んでいきました。

全ての撮影はカウアイ島で行われました。カウアイ島はハワイ諸島の中で、最も美しい島のひとつなのです。その当時はカウアイ島には2つのホテルしかないくらいのんびりした場所で、総てがスローモーションのように過ぎていくとても美しい時間を過ごせました。それはまるで特別なバケーションのようでした。

キャスト、スタッフともに最高に素晴らしい人々でした。そして、私を含めたこの映画に関わった全員が同じように素晴らしい時間を共有出来たでしょう。


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“ダイヤモンド・ヘッド”撮影の合間、私はロスアンゼルスに一時的に戻り、アカデミー賞に出席しなければなりませんでした。

リタ・モレノを伴って会場に行きました。私たち二人とも『ウエストサイドストーリー』でノミネートされていたわけで、それはもう言葉にならない位に興奮していました。

出席者全員が各シートに腰をおろすと、セレモニーがいよいよ始まりました。最初の発表の受賞カテゴリーが確か、助演男優賞だったと思います。


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私と同じカテゴリーにノミネートされていた全ての俳優たち、モンゴメリー・クリフトピーター・フォークジャッキー・グリーソンジョージ・C・スコット、そして私の名前が順に呼ばれてから、受賞者の名前が入った封筒が開けられました。

そして、発表の声を聞いたのです。「ウィナーはジョージ・チャキリス!!!」

…一瞬耳を疑いましたが、私は無意識に席から立ち上がると、ステージに向かって歩いていきました。そして舞台の上では、その瞬間の自分の気持ちを上手くスピーチで表現しないといけなかったのですが、熱い思いが身体の中から溢れてきて、ただ「サンキュー、サンキューベリーマッチ」と簡単な言葉で表現するしか出来なかったのです。他の言葉など到底考えもつかなかったのです。


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そのまま私はプレスルームに連れて行かれ、そこでは多くの雑誌、新聞とテレビ関係者に写真を撮られ、もの凄い数の質問を受けるとその一つ一つに答えました。それが終了すると、ようやく私はリタが待つ会場に戻って、また彼女の隣りに座り直したのです。ちょうど、今度は助演女優賞の発表の時間でした。

ここでまた私の朋友、リタ・モレノの名前が呼ばれたのです。なんてビックリさせられた夜だったでしょうか!リタと私がお互いに並んで受賞できたのです。完璧な夜だった、と言っても言い過ぎではないでしょう。

授賞式の後はガバナーズ・ボールで多くの方々から祝福を受けて、ディナーが催されました。しかしながら、また私はこのパーティーの後、直ぐに“ダイヤモンド・ヘッド”の残りの撮影を終わらせるためにハワイに戻らなければなりませんでした。そして、ハワイでは映画のセットにいる多くの方々からとても大きな祝福を受けました。


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『ウエストサイドストーリー』は世界各国で、信じられないくらいの成功を収め、現在ハリウッド映画の中の貴重な作品のひとつでもあります。クラッシックとでも言っても良いのではないでしょうか。

更に、毎年のように新しい世代に観られています。私はこの映画に携わった人々全員がハリウッドの歴史の一部になったのでは、と思っています。

実際に、私たちの映画は第34回アカデミー賞では10個のオスカーを受賞出来たのです。


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さて、これで私がどうやって『ウエストサイドストーリー』に関わってきたかを、7回にわたりお届けしました。これからも私や友人の思い出、またはロスアンゼルスの住民としてのシティーガイドなどをこのブログでお伝えしていきたいと思います。これからも応援をお願いします。


それでは、また。


ジョージ


ウエスト・サイド・ストーリー公式WEBサイト

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