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『ブーベの恋人』と私

  • 2009-10-30 (金)

皆さんこんにちは。


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ここ数日で急に日が短くなったように感じます。

それもそのはず、11月1日には夏時間が終わってしまい、私の好きな夏ともしばらくお別れしなければなりません。時計の針を一時間遅らせ、いよいよ冬支度といったところでしょうか。今年の冬が「厳冬」ではないことを祈っています・・・


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さて今日は、私の出演作の中で最も好きな映画のひとつ「ブーベの恋人」について少しお話ししたいと思います。

プローデューサーは、当時クラウディア・カルディナーレと結婚していたフランチ・クリスタルディで、多くの素晴らしい映画を制作し続けている時期でもありました。

監督はルイジ・コメンチーニ 、音楽を担当したのはカルロ・ルスティチェッリです。彼の美しいメロディは作品に芸術的な情感をもたらしたと言えるでしょう。


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共演はもちろんクラウディア・カルディナーレ。

物語は、第二次世界大戦下のイタリアを舞台に、レジスタンスのメンバーとして暗躍する青年と美しい田舎娘との悲恋を描いたものです。私がこの作品を気に入っている理由のひとつに、この映画が「白黒映画」だということが挙げられます。

白黒の映像は、片田舎の混沌とした戦禍の様子をリアルにそして叙情的に映し出していて、カラー映像ではなし得ない効果を出していると思います。


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撮影は、イタリア北部にある美しい街シエナで行われました。フィレンツェからさほど遠くない所にあり、トスカーナ地方でもとりわけ美しい街のひとつとして知られているようです。コメンチーニ監督はリアルさを求める監督で、自然な雰囲気を出すために地元の人々をエキストラとして雇ったほどでした。

私の恋人役のクラウディアは、とても美しく才能豊かな女優であることは皆さんもご存知だと思いますが、彼女はとても気さくで心温かな人柄でもあります。いまだに連絡を取り合っている友人同士であるのは、彼女のそんな性格に惹かれてのことでしょう。

コメンチーニ監督はとても仕事のしやすい監督だったと思いますが、イタリア人スタッフと共に仕事をするのは、アメリカでのそれとは少し異なるようにも感じました。

何となくリラックスした雰囲気の中で、私自身も俳優としてのびのびと演技ができたように思います。


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撮影が終了すると、クリスタルディ氏とクラウディアの夫妻が、素晴らしいサファイアのカフス・ボタンを私にプレゼントしてくださり、感激したことを覚えています。「宝飾の魔術師」として有名なローマのジュエラー、ブチェラッティのもので、今でも私のお気に入り品として大事に保管してあります。

では、またお会いするときまで、お元気でお過ごしください。


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ごきげんよう。


ジョージ
【構成/翻訳 H・SANO】

GeorgeChakirisCollection

『ブーべの恋人』DVD販売サイト

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