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『モナリザの恋人』とローマ

  • 2010-02-24 (水)

皆さん、ロサンゼルスからこんにちは。


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東京を発ってから、はやいもので3週間が過ぎようとしています。

東宝の企画イベント「午前十時の映画館」に参加でき、素晴らしい日本訪問となったことを、いま一度この場をお借りして申し上げたいと思います。

「午前十時の映画館」を機会に、若い人たちが選りすぐられた名作を大スクリーンで観ることができるのは、本当に喜ばしいことだと感じています。

今回上映される50作品はどれも、映画産業史に残る名作ばかりですから、できるだけ多くの方に観ていただきたいですね。


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東京から戻り、少し時差ぼけがありましたが、それも2~3日で平常の生活に戻れる程度のものでした。そして勿論、ロビーとマックスとは感激の再会をしました。


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今日は「モナリザの恋人」という1966年のフランス/イタリア合作映画についてお話ししたいと思います。

この映画は、フランス、イタリア、ドイツそして日本など、多くの国々でそれぞれ違ったタイトルがあるようです。


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この映画は、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザの微笑」に魅せられた青年が、パリのルーブル美術館からその名画を盗みだそうと計画する話が軸になっています。
(1911年、実際にイタリア人青年が「モナリザ」をルーブル美術館から盗み出し、名画がその後3年間行方不明になっていたという事件がありました。)

私はヴィンセントというその青年の役を演じました。

共演は、マリナ・ヴラディ

彼女の役はというと、「モナリザ」に瓜二つの容姿のため、ヴィンセントが恋に落ちる美しいホテルのメイドというものでした。

彼女は実際にはロシア人でしたが、フランスに長く住んでいたのでフランス人女優として活躍していたようです。

現在は亡くなられているお姉さんたちも、また女優として成功していたようです。


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監督は、ヌーベルバーグ派のミシェル・ドヴィル

めざめ」「女は夜の匂い」などの作品が日本では有名でしょうか。音楽は「ブーベの恋人」でも美しい曲を提供してくれたカルロ・ルスティチェッリです。

彼は他にも「鉄道員」「イタリア式離婚狂想曲」など多くの名曲を残しました。個人的にも、彼の美しいメロディが大好きです。


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撮影は、主にローマ郊外のスタジオ内で行われましたが、イタリアの田舎町でのロケーションもありました。そう、パリでも二週間程ロケーションがあったように記憶しています。


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私はこの映画を、大変楽しくやらせていただきました。

ちょっと甘いストーリーと軽いコメディタッチの作りで、それまで私が出演していた映画とは違った分野でしたので、新しい役柄に挑戦するチャンスにもなりました。

マリナとの共演も楽しかったのですが、監督のミシェル・ドヴィルがとても思いやりのある寛大な方でしたので、リラックッスした雰囲気の中で撮影が進められたのは、私にとっては幸いでした。


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ローマで撮影が行われたのは夏でした。

とても気候が良く、私が滞在したヴェネト通りのエクセルシオール・ホテルも素晴らしく、ロマンチックで美しい町ローマを満喫することができました。


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イタリアでの撮影は、いつも何か特別な気分になりました。

イタリア人クルーは皆明るくフレンドリーで、リラックッスした雰囲気を作ってくれましたので、仕事がしやすく、随分と彼らに助けられたようにも思います。

現場以外でも、真夏の空気の中で夕食を共にしたりして、大変楽しい撮影隊でしたし、彼らは本当に美しい映像を作り上げてくれたと思っています。

ローマでは、貴重な経験、楽しい思い出がたくさんできました。


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もう2月も残すところ数日となりましたね。

本当に月日の経つのははやいものです。いつも言うことですが…皆さん、次回までお元気でお過ごしください。

再び日本へ行く機会に恵まれることを願いつつ、今日はこれで失礼します。

ごきげんよう。


ジョージ

【構成・翻訳/H・SANO】


GeorgeChakirisCollection

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